2007年10月20日

豆の種類と栄養


畑の肉といわれる大豆。同じ大豆でも状態によって
黒豆枝豆と分かれることをご紹介してきました。
でも日本には、大豆以外にも様々な種類の豆があります。
これらの豆は栄養的に大豆とどう違うのでしょう?


・えんどう豆

若いうちにはさやえんどう、成熟した豆をグリーンピース、
それを乾燥させたものをえんどう豆と呼びます。
ビタミンB1含量が豆の中では大豆の次に多く、
代謝を助ける微量元素クロムをよく含みます。
新芽を豆苗(とうみょう)といい、優れた栄養効果で知られています。


・緑豆(りょくとう)

利尿効果・デトックス効果のほか
コレステロール値低下作用、発ガン抑制効果があります。
緑豆を原料に作られる春雨と
発芽したもやしはよく食べられていますが、
日本では豆そのものはあまり馴染みがありませんね。
小豆同様にお菓子に入れたり、おかゆにして食べられます。


・空豆(そらまめ)

胃腸の回復やむくみ、高血圧に効果があるとされます。
タンパク質豊富ですが、その組成は良性タンパク質ではないそうです。
(タンパク質・良性タンパク質については畑の肉と呼ばれるわけ参照)


・隠元豆(いんげんまめ)

あまり知られていませんが中南米原産です。
うずらまめ、虎豆、大福豆などもこれに含まれます。
東洋医学的には、胃腸の働きを活発にする効果があり
下痢の症状を和らげてくれるそうです。
ただ生の豆は毒性がありますので、10分以上煮込んだものを食べましょう。


・刀豆(なたまめ)

利尿効果・血圧低下効果のあるカリウムを多く含みます。
免疫力を高める効果がありますが、近年抗ガン効果でも注目されています。


・小豆(あずき)

和菓子のあんとしてよく使用される豆です。
利尿作用とデトックス効果が高いことで知られます。


日本で食べられる豆の種類は多いですが
あまり食卓に活用できていないことに気付きます。
様々な食材をバランスよく取り入れていきたいものです。

posted by 大豆 栄養 at 14:51| 大豆 栄養

2007年10月07日

大豆と東洋医学


栄養学的にみても、ダイエットにおいても
優秀な食品である大豆。
3000年の歴史を持つといわれる東洋医学では
どのような効能で知られているのでしょうか。

まず、大豆にあると言われている薬効には
以下のようなものがあります。

・健脾寛中
 「脾」とは脾臓ではなく消化吸収のことであり
 胃を丈夫にしたり整腸効果があるとされる。
 寛中とは胃の周りの筋肉の緊張を和らげることを指し
 上腹部の張りを解消する。

・益気養血
 元気をつけて血液の栄養を養う。貧血症・虚弱体質に良い。
 五臓(心、肝、脾、肺、腎)の働きを補助する。
 (気血不足が原因の)不妊、乳汁分泌不全に効果があるので
 妊婦の摂取も薦められる。

・潤燥利水
 身体の乾きを潤す(特に胃腸)。
 身体の水の流れを潤滑にして代謝を促進、
 余分な水分を体外に出す(利尿効果)。

・排膿解毒
 膿を排除すること、解毒作用。
 おでき・吹き出物・にきび予防や肌荒れ改善に。


さらに豆腐にすることで、以下の効果があるといわれています。

・清熱潤燥
 身体にこもった熱をおさめ、冷やす効果がある。
 夏の暑さで体温が上がりすぎるのを防ぐ。
 胃腸と臓腑をはじめ身体を潤す効果がある。

・生津
 きれいな体液を作り、身体に必要な水分を補給する効果。
 唾液の分泌をうながし口の渇きを潤す。
 清熱潤燥と並び夏に必要な効果である。

・解毒
 体内の毒素を消す作用。デトックス効果。

・補中寛胸降濁
 補中:胃腸の働きを高める。消化機能を向上。
 寛胸:胸を広げ気血のめぐりを良くする。
    胸のつかえをスッキリさせる。
 降濁:胃で消化された食物を腸へ速やかに送る。
 胃腸を保護し元気と新鮮な血液を補い、消化吸収を高める。


文字にすると難しく見えますが、体の熱を冷ましてくれたり
胃腸の機能を高めて消化吸収を良くしてくれるなど
体機能の向上に大切な役割を持つとみなされて来たことが伺えます。

 参考:東方栄養新書(メディカルユーコン)
posted by 大豆 栄養 at 17:48| 大豆 栄養