2007年08月20日

畑の肉と呼ばれるわけ


「大豆は畑の肉」という言葉が生まれたのはヨーロッパ。

歴史は古く明治6年にさかのぼります。

ウィーンの万国博覧会に大豆が出品され、

オーストラリアの学者ハーベル・ランドが

大絶賛したのがはじめです。


特に1991年は

「ヨーロッパにおける大豆年」

と呼ばれ、大豆が広く認められる契機となりました。

その後アメリカをはじめ世界的に

大豆の栄養価が高く評価されることとなります。


では、何故大豆が「畑の肉」と呼ばれたのでしょうか?


大きな理由は、大豆に含まれる良性タンパク質にあります。

大豆のタンパク質がどうして良性と呼ばれるかといえば

タンパク質のアミノ酸組成が肉などの

動物性食品に近いからです。


タンパク質は20種類のアミノ酸から成りますが

アミノ酸は人間が体内で合成できるアミノ酸と

合成できない・食物で摂取しなければならない

必須(不可欠)アミノ酸に大別されます。

人間の場合は

メチオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、

スレオニン、ヒスチジン、トリプトファン、フェニルアラニン


の計9種が必須アミノ酸にあたります。

肉や卵をはじめとする動物性食品は

この必須アミノ酸を十分に含んでいるのですが

野菜や穀物にはあまり含まれていません。

ところが大豆のタンパク質には、動物性食品に匹敵するくらいの

必須アミノ酸が含まれているのです。


さらには、牛肉に豊富に含まれる鉄分も

豚肉に豊富に含まれるビタミンB1・B2も

大豆から摂取できます。

野菜に含まれる食物繊維や

悪玉コレステロールを下げる不飽和脂肪酸も豊富。

大豆は肉と野菜の長所を備えた

総合栄養食と言っても過言ではないでしょう。


ちなみに、大豆に含まれる良性タンパク質を

最も効果的に摂取するためには

豆腐を食べるのが一番と言われています。

古来から日本人が伝えてきた食の智恵に

感服する思いです。

posted by 大豆 栄養 at 13:34| 大豆 栄養