2007年08月20日

大豆イソフラボン


日本中に大豆ブーム・豆腐ブームを巻き起こしたのは

大豆イソフラボンの効果でした。


大豆イソフラボンとは、ポリフェノールの一種。

女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きがあるといいます。

エストロゲンは、女性を女性らしくするためのホルモンで

丸みを帯びた女性らしいボディラインの形成を促進します。

また美白効果・保湿効果で肌をふっくらとつやつやに。


そしてホルモンバランスが崩れる更年期障害にも

大豆イソフラボンは効果的です。

更年期障害によるのぼせやイライラ、うつ症状、不眠・・

症状のひどい方は頭痛や吐き気にも悩まされているようです。

これはエストロゲンの分泌量が低下したときに

脳が卵巣にエストロゲンを分泌するよう指令する

卵胞刺激ホルモンを大量分泌することが原因です。

ですが、卵巣自身には脳の指令に答える力は残っていないので

卵胞刺激ホルモンは分泌されるままに。

この卵胞刺激ホルモンが自律神経の中枢を刺激し

さまざまな症状を引き起こしているのです。

そのため、更年期障害には

エストロゲンを薬や注射で接種する

ホルモン療法が取り入れられていますが、

昨今では大豆イソフラボンを治療現場で使う

医師が増えてきているとのことです。


また閉経後に女性が悩む問題が、骨粗鬆症。

エストロゲンには骨を保護する機能があるため

エストロゲンの減少によって骨密度が低下し

骨粗鬆症になりやすいのです。 

エストロゲン効果のある大豆イソフラボンには

骨からカルシウムが溶け出すのを抑え

骨粗鬆症を防ぐ効果があると言われています。


また乳がん・子宮がんなど

女性特有のがんの抑制効果も期待されているのです。

まさに大豆イソフラボンは

女性の救世主とも言える大豆の栄養です。


ところが一昨年、大豆イソフラボンの過剰摂取は

女性ホルモンのバランスが崩れる可能性があり

月経周期の遅れや子宮内膜増殖症などのリスクが高まるとの

報道があったため、主婦が一斉に大豆食品を避けるようになり

大豆市場は大混乱に陥りました。


ですが、これはあくまで

精製した大豆イソフラボンを過剰摂取した場合のことです。

大豆イソフラボンを強化した食材やサプリメントの

摂りすぎが問題になったのです。

日本の伝統食である豆腐や味噌を普通に食している分には

問題がないことが確認されました。


その後食品安全委員会が発表した

「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」

には、1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値を

70〜75mgとし、そのうちサプリメントや特定保健食品などで

摂取する量は1日当たり30mgまでが望ましいと記載されています。


サプリメントに頼らず、通常の食事で

大豆の栄養を摂り入れていくのが一番効果的であるようです。


posted by 大豆 栄養 at 13:59| 大豆 栄養