2007年09月20日

黒豆の栄養


お正月のおせちに欠かせない黒豆。

黒豆とは色が黒いうえ、形がまん丸でサイズも大きいですが

表皮にアントシアニンを含む大豆の一種です。

大豆イソフラボンや良性たんぱく質など

大豆の栄養が丸ごと詰まっています。

『美味しんぼ』などのグルメ番組で人気が出ましたが

黒豆の枝豆も、若い黒豆を指すものです。

(大豆と枝豆の関係については、枝豆の栄養をご覧下さい。)


中国名では文字通り「黒大豆」といいます。

胃腸の機能を高めたり利尿効果があるので薬膳として珍重されていますが

食べ過ぎると胃腸の負担になり消化不良を起こすとの注意書きがあります。

大豆に比べ、ビタミンBとビタミンEを豊富に含むので

疲労回復、肥満解消、アンチエイジングに効果があります。

柔らかく煮て食べるのがもっとも栄養効率の良い食べ方と言われていますが

肥満気味の方と糖尿病の恐れのある方にとっては

おせちのように砂糖を入れすぎるのは禁物です。

おせちの黒豆に砂糖をたっぷり使っているのは

あくまで保存性を高めるためとご理解下さい。

黒豆の煮汁にも栄養成分がたっぷり含まれていますので

お茶のように飲んだり料理に使うと良いでしょう。


東洋医学では黒は腎臓の色なので

中国では黒豆を食べると腎機能に良いと言われてきました。

古文献には黒豆が目に良いとの記載もあるようです。

最近になって黒豆の色素であるアントシアニンの構造やメカニズムが解明され

目と腎に良いことが科学的にも証明されました。

その何千年も前から経験的に知られ、実行されていたことなのですから

東洋医学の奥の深さに感嘆する思いです。


ただし、アントシアニンの必要量はごく微量ですので

特に意識して毎日食べる必要はないでしょう。

黒豆は風味良く、ついつい箸が進んでしまいますが

食べ過ぎると消化不良や、腸内でガスが発生しやすくなりますので

くれぐれも食べ過ぎにはご注意下さい。
posted by 大豆 栄養 at 10:41| 大豆 栄養